私は岩国市教育委員会より家庭教育支援員の任命を受け、週に一度小学校の現場で不登校支援活動をしています。
朝、登校してくる子どもたち一人一人への声掛けから始まり、1年生から6年生までの全クラスをまわって授業中の様子を観察。お休みが続く子がいればその子のげた箱チェックで登校確認をし、担任からの要請があれば1年生の授業の雑用に関するお手伝いもします。
さらに職員室で教頭・教育指導の先生方と欠席児について協議をし、必要とあれば家庭訪問を実施。可能ならば登校に付き添い教室まで送り届けるという内容です。

先日はその小学校の卒業式に参列しました。
名簿の中に家庭的な事情で登校が難しく、私がしばらく自宅まで迎えに行っていた6年生A君の名前があります。
今日は来ているだろうか、と心配しつつ入場する子どもたちに目をやると…いました。胸を張って前を向き行進する卒業生の列の中にA君の姿がありました。校長先生から卒業証書を手渡される時、二人の間に「おめでとう。」「ありがとうございます。」といった特別な空気が漂ったのも感じられこちらまで温かい気持ちになりました。
厳粛な式に参加し、誇らしそうに会場を後にするA君の姿はとても立派で、その成長した姿に思わず感涙してしまいました。

A君、卒業式を境に小学校とはお別れだけど、次のステージ、中学校が君を待っているよ。
色々な困難にぶつかるかもしれないけれど、輝かしい未来に向かってしっかりと前を向き、君の人生を歩んでいってほしい。みんなが君の成長を応援しているよ。

最後に、校長先生から卒業する子どもたち全員に贈られたメッセージを記します。
「君には可能性がある!失敗を恐れず、最後まで挑戦せよ!」
…その言葉のとおり生き抜いてほしいと願います。

はっぴーはうす😊所長